玄武洞はbasaltの日本語名「玄武岩」の由来になっただけでなく、地磁気の逆転現象発見のきっかけになる研究がなされたところとしても国際的に重要なサイトです。溶岩が冷える時にできる割れ目模様「柱状節理」が美しく、古くから観光地として人々の目を楽しませていました。江戸時代には儒学者の柴野栗山がこの地を訪れ、柱状節理の形状になぞらえてここを「玄武洞」と名付けました。この洞窟は人々の採石によるもので、柱状節理により割りやすく、しかし一つ一つは重く頑丈な石の性質を家の土台や漬物石などに利用しました。
主な見どころ
玄武洞
160万年前の噴火による玄武岩の大露頭。溶岩が冷える時にできる割れ目模様「柱状節理」が美しい。他に青龍洞、白虎洞、北朱雀洞、南朱雀洞がある。松山基範博士により地磁気逆転の発見につながる研究が行われた、国際的に重要なサイト。
豊岡観光協会
0796-22-8111
玄武洞・青龍洞ライトアップイベント
例年、9月中旬から11月上旬まで、玄武洞と青龍洞をライトアップ。ライトアップした玄武岩の柱状節理が醸し出す、幻想的な雰囲気を観賞できる。また、青龍洞は別名:音楽洞と呼ばれ、素晴らしい自然の音響効果があり、いろいろなジャンルのアーティストによってコンサートが開催される。
NPO法人 玄武洞ガイドクラブ
090-1501-0335
ガイドさんのおすすめポイント!
玄武洞公園は、160万年前、火山の噴火で流れ出た溶岩が自然に造り出した柱状節理の雄大で美しい景観を楽しめるサイトです。玄武洞の洞穴が「四方を司る天の四神」にちなみ、それぞれ「玄武洞・青龍洞・白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞」と名付けられた理由とは?地球には、なぜ磁場があるのか?その磁場はどうしてできるのか?玄武洞が地磁気の逆転現象の発見につながった?柱状節理はなぜ六角形?などなど、地球科学の不思議をジオガイドの案内で知ることができます。また、玄武洞公園周辺の赤石地区を散策すると、集落のところどころに、たいへん珍しい赤色の流紋岩「赤石」で土盛りした屋敷の石垣が多く見受けられます。
NPO法人玄武洞ガイドクラブ 木下道則
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豊岡観光協会
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