溶岩が覆う高原にブナの自然林が広がり、クロボク土や火山灰土の畑地を利用して「畑ヶ平大根」などの高原野菜が栽培されています。溶岩が作る台地の末端部などには多数の滝があります。
主な見どころ
霧ヶ滝
扇ノ山北部の畑ヶ平高原末端部の滝。標高750mに位置する高さ約65mの滝で、下部の角礫岩層(土石流堆積物)を覆うように谷を流れた、幅20mの扇ノ山安山岩上の小谷から落下する。流れ落ちた水は霧となって落下し滝壺はない。兵庫県の「記念物・名勝」指定を受けている。但馬3名瀑の1つ。
NPO法人上山高原エコミュージアム
0796-99-4600

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絹糸の滝
土石流堆積物が作る急斜面を滑るように流れ落ちる幾筋もの細滝。
NPO法人上山高原エコミュージアム
0796-99-4600
扇ノ山
扇ノ山単成火山群から噴出した溶岩が作る台地の最高峰。標高1310mの山。周囲には多くの溶岩台地の高原がある。山頂までのブナ林の景観は素晴らしい。約400年前後と言われる自然林も迫力がある。春遅くまで残雪が残る。
NPO法人上山高原エコミュージアム
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岸田さえもん踊り(8月14日、15日)
鎌倉時代中期に遊行上人といわれた一遍上人が、山陰地方を巡回した時に「さいもん」と名づけ、この念仏踊りを残したことが起源とされる。盆供養の行事として行われ、形式は手踊。さし手の中に献物の形を残し、舞いの要素を加えた優雅さが特徴。(新温泉町無形文化財指定)
岸田さえもん踊保存会
ガイドさんのおすすめポイント!
兵庫県の「名勝」指定を受けている「霧ケ滝渓谷」。険しい道のりだが、渓谷美、山野草、栃、桂の巨木などを見ながら、「霧ケ滝」を目指す。途中、木橋わたり、危険な谷渡りがあるので、十分注意が必要。扇ノ山への歩道は2本。小ヅッコからは、林齢は若いが、美しいブナ林が続く。畑ケ平方面は、自然林で大木に迫力がある。紅葉は必見。
NPO法人上山高原エコミュージアム 小畑和之(第1種)/山本一幸(第2種)
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問い合わせ先
上山高原エコミュージアム
新温泉町石橋757-1 上山高原ふるさと館内
TEL
0796-99-4600
HP
ジオサイトへのアクセス
モデルコース
■上山高原コース
【テーマ】火山が作り出した美しい高原とブナ林
【内 容】溶岩に覆われてできた高原、小さな火山「上山」など、火山が作り出した美しい地形と、ススキ草原やブナ林での豊かな生き物の暮らしを楽しむことができるコース
【見 所】小さな火山「上山」、ススキ草原の放牧地、ブナ林など
【距 離】約6km(基本コース)、約2km(ショートコース)
■扇ノ山北麓ドライブコース
【テーマ】万葉の里から溶岩流が作り出した雄大な高原と滝をめぐる
【内 容】歴史のロマンと四季折々の自然の変化が楽しめるコース
【見 所】因幡万葉歴史館、殿ダム、雨滝、上山高原など
【距 離】基本コース:約68km/約2時間30分