たたら跡など、地形・地質を活用してきた伝統文化のサイト

久斗川渓谷周辺
(くとがわけいこく)

山歩きや森林浴が楽しめる渓谷のサイト。縄文弥生遺跡や古墳、たたら場など遺跡が多く存在しています。

主な見どころ

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久斗川渓谷
標高650mの久斗山を源流とする久斗川に沿った渓谷。日本海形成に伴う地質と渓谷、山村の風景が残り、山歩きや森林浴などが楽しめる。上流で近世タタラ製鉄が行われた。(本谷焼尾製鉄遺跡)。
新温泉町山陰海岸ジオパーク館
0796-82-5222
2
久斗山
旧郡境となる山。標高650mで、頂上に二等三角点がある。溶岩・礫岩からなる山で、トチやユズリハ、シャクナゲなどが繁茂する。
新温泉町山陰海岸ジオパーク館
0796-82-5222
3
桃観トンネル
山陰線最長のトンネル。トンネル掘削の難工事により犠牲者も多く出た。西の久谷八幡神社境内には犠牲者の顕彰・慰霊の招魂碑がある。
新温泉町山陰海岸ジオパーク館
0796-82-5222
4
久谷ざんざか踊り(9月15日)
新温泉町久谷にある八幡神社に奉納される踊りで、全国的に伝承されている「風流太鼓踊り」の一つ。伝承や歌詞から室町時代末には完成していたと考えられる。但馬各地のざんざか踊りの中でも古い形態が残るとして、兵庫県の民俗文化財に指定されている。
久谷ざんざか踊り保存会(問合先:浜坂先人記念館)
0796-82-4490
 
 

ガイドさんのおすすめポイント!

今から百年前、山陰線鉄道工事の最大の難所はこの桃観トンネルと余部鉄橋でした。この場所は険しい地形で多くの犠牲者が出ました。今では鉄橋は新しく付け替えられましたが、桃観トンネルは1918年の大水害後の改良のままです。出入り口の後藤新平揮毫の石額、急勾配対策の二つの排気口、そして近くの久谷八幡神社境内の27人の犠牲者を弔う招魂碑は必見の価値があります。

味原川清流会  岡部良一
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問い合わせ先
浜坂観光協会   新温泉町芦屋853-1
TEL
0796-82-4580
HP
 
 

ジオサイトへのアクセス

地図

モデルコース

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■久斗川渓谷ドライブコース
【テーマ】渓流と山村のくらし
【内 容】久斗川渓谷の美しい風景や古墳・遺跡、鉄道遺産をめぐるコース
【見 所】久斗川渓谷、桃観トンネル、あかなめ滝、たたら跡など
【距 離】久斗コース:約10.9km/約24分・久斗山コース:約19km/約50分
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